2020年1月12日に開催された“龍谷大学ビジネスプランコンテスト「プレゼン龍2019」×SDGs”に、当社代表取締役社長の田中啓太が審査員として参加してきました。
いつも関わっているインターネット領域を出た事業案が多く、とても新鮮なコンテストでした。コンテストの紹介含め、グランプリ・準グランプリのビジネスプランを紹介します!
龍谷大学では、大学発学生ベンチャーの育成や学生の起業家精神の醸成を目的に、毎年ビジネスプランコンテストを開催しています。
今年で19回目を迎える同コンテストの本年のテーマは、「プレゼン龍2019×SDGs」。龍谷大学では、SDGsについて仏教系の総合大学として主体的に取り組んでいて、”誰ひとり取り残さない”持続可能な社会に向けて、社会課題の身近なところから考え、世界につながる社会課題の解決のアイデアやビジネスプランを募集していました。
今回大学生部門は、12月22日に開催された予選会から選抜された5組がコンテストに参加しました。さらに、大学生だけでなく高校生のビジネスアイディアコンテストも同時に実施。全国から380件のエントリーから厳選された7人の高校生もコンテストに参加しました。
「ジビエの利活用及び地域循環共生圏の構築に向けて」をテーマに掲げ、世の中でメジャーではないジビエ肉の狩猟・加工・流通を世の中に精通させていくプランを考えた、株式会社RE-SOCIAL(リソーシャル)の笠井大輝さん、江口和さん、山本海都さんたちが優勝しました。
大学の社会課題や地域課題を学ぶ授業の獣害被害の実地調査で、シカやイノシシが銃殺され、大量に捨てられている現場を見て「この現状を変えたい」という思いで起業を決心。ジビエ業界で有名な方がいる徳島で修業し、実際に狩猟・解体・精肉加工の技術も習得したと話してくれました。
「正直狩猟と解体が生々しくて、心が折れそうになったこともあるけど、そこに向き合わないと、地域課題解決はしない」という強い思いから、向き合うことを決めたと熱く語ってくれました。
既に会社化しているので、これから株式会社RE-SOCIALの思いが、世の中に製品になってでてくるのが楽しみです。
大学生部門の準グランプリは「空いている空間、時間を活用! 京都から始まるインバウンドidleエコノミーのカタチ」をテーマに、京都に訪れた外国人旅行者向けに、観光地以外の穴場スポットや旅行者にピッタリなツアーを一緒につくるプライベートツアーサービスを提案した、Conectar.KYOTO(コネクタールキョウト)本岡涼さん。
京都で生まれ育ち、大学で農学を学びながらツアーガイドとして働いている本岡さんは、世界中を旅行して出会った人たちにとても親切にしてもらった経験から「人と人と繋がりをもっと大切にしたい! 次は自分が海外の人を笑顔にする番だ!」と、強く思いこの事業を立ち上げることを決意したと熱く語ってくれました。
本岡さんも、既に個人で事業化してサービスを提供しているので、これからもっと大きな事業になっていくのが楽しみですね。
選考会や懇親会の様子をご紹介します。これからもビジネスプランコンテストはもちろん、大学や専門学校の講義への参加などの取り組みを増やしていきたいと考えてます。
写真:選考会の様子
写真:審査中の様子
写真:懇親会の様子
写真:集合写真
※2020年1月30日時点