こんにちは、エンジニアリングマネージャーの浅田です。今回は、私の母校である総合学園ヒューマンアカデミー横浜校ゲームカレッジとご縁があり、プログラマー専攻の1年生の皆さまへ「エンジニアのキャリアとコミュニケーション」をテーマに特別授業を実施させていただきました。
この記事はそんな講義の内容に少し触れる形でご紹介いたします。
社会人のエンジニアから話を聞いてみたい方々や、まさか講義をやることになったエンジニアの方はもちろん、外部講義の依頼を検討してる方に役立つ記事になれば幸いです。
私は社会人10年目になるので、10年前の自分に向けてのメッセージだと考えて講義に臨むことにしました。手前味噌ですが、エンジニアという職種を10年続けられた経験からであれば多少なりの説得力は出る前提で講義の内容を考えています。
キャリアでは、私がエンジニアを目指したきっかけや転職のことなどを、本音ベースで話しました。また、少しでも自分ごと化して考えられるように、随所で学生当時抱いていた気持ちなど、学生目線で話すことを意識しました。
そして私が明確に学生たちへ一つ伝えたことは「自分の人生を楽しんでほしい」ということです。これはどんな仕事やキャリアを選択するにしろ、自分自身が人生を楽しむことを心がけていないと仕事もプライベートもうまくいかないだろうと私が考えているためです。
今回は90分という講義のお時間をいただきました。私が話すだけでは聞く学生も話す私も疲れますので、グループワークを設けることにしました。
そのグループワークはエンジニア向けの小難しい内容ではなく、誰にでもできるコンセンサスゲームです。詳細は説明を省きますが、四人一組に分かれてチームで一つの答えを出すゲームです。答えを出す方法で多数決は控えるルールにして、制限時間が許す限り議論を重ねてチームでコンセンサス(合意)をとるという大事さを学んでもらうのが狙いです。
講師側も何が楽しいかと言いますと、予想もしない斬新的な意見が出たり、的確な質問を出す方がいたり、各チームの結論が大きく違ったりとコンセンサスを得るための経緯に学生の特徴が出て多様性を感じられた点が楽しかったです。
総合学園ヒューマンアカデミーゲームカレッジにはプログラマー専攻の他にも、プランナー専攻やデザイナー専攻もありますが、ちょうど見学をしていただいた講師の方には「別の専攻の学生にもやらせて良かった」とご好評をいただくほどでした。私にプログラミングを教えてくださった講師の方からの好評だったので嬉しいばかりです。
学生の方々には、グループワークで行ったコミュニケーションを振り返ってもらい、成果を出すための色々なコミュニケーションについてお話をしました。
エンジニアは、人が接するシステムを創る職種だからこそ、まずは目の前の人とのコミュニケーションをグループワークを通して学んでほしいという願いがありました。ここでは世間並みかもしれませんが、多くの意味を含めて「思いやりが大事」というメッセージをお伝えしました。
講義は私が学生だった当時に担任を務めていただいた阿部先生のご協力のもと、この場が実現いたしました。ブログの場をお借りして改めて感謝申し上げます。
今回は講義をする、教えるという大きな経験をさせていただきました。また講義の機会があれば、更にクオリティアップをさせて取り組みたいと思います。